ヨコオのカンガエ'16

今年もやります!ヨコオのカンガエ  2016年版です。変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。

   ヨコオのカンガエ'15

今年もやります。 ヨコオのカンガエ2015年版です。 宜しくお願い致します。

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ヨコオのカンガエ2014年版です。 昨年同様、お付き合いして頂ければ有難いと存じます。宜しくお願い致します。

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税理士横尾一徳が考えている、あんなことやこんなことをご紹介します。


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ヨコオのカンガエ'14

ヨコオのカンガエ2014年版です。
今年も私が考えていることをピアノを弾くように書いていくつもりです。
くだらないこともあるかと思いますが、お付き合いしていただければ幸いです。

平成27年度税制改正大綱発表!(2014.12.30)

皆様、年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。
横尾税理士事務所の横尾一徳です。
本日、政府与党(自由民主党、公明党)より、平成27年度税制改正大綱が発表されました。
本来であれば、12月15日前後に発表されるのですが、今年は衆議院議員選挙があった関係上、発表が遅れたというわけです。

毎年、毎年、税金に関する法律は少しずつ変わっていまして、この時期、税理士は必死になって理解に努めているわけですが、平成27年度税制改正大綱の内容の一部、皆様に興味を持っていただけるようなところをピックアップしてみます。

1.ジュニアNISA(未成年者口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置)口座の創設

⇒平成28年1月1日以後の未成年者口座の開設の申し込みがされ、同年4月1日から当該未成年者口座に受け入れる上場株式等について適用する。

2.現行のNISA口座については、各年分の上限額を現在の100万円から120万円に引き上げる。

⇒適用は、平成28年分以後

3.住宅ローン控除等、住宅に関する所得税の税額控除関係の規定については、平成29年12月31日までのところを1年6月延長して、平成31年6月30日までとする。

4.ふるさと納税について


平成28年分の個人住民税から、特別控除の限度額を現行の個人住民税所得割額の1割から2割に引き上げる。また、サラリーマンのように確定申告を必要とせず、年末調整だけで所得税・住民税の納税手続きが終了してしまうような方に対する措置として、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を創設する。

5.直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置等の見直し

住宅を建てるために、父母、祖父母から資金の贈与を受けた場合の非課税措置の限度額について、金額の見直しを行いつつ、適用期限を平成31年6月30日まで延長する。
ただし、今年の5%から8%への消費税率アップのときとイメージは同じで、契約に係る消費税率が8%か10%かによって、適用上限額が異なります。

6.結婚・子育て資金の一括贈与に係る非課税措置の創設

イメージとしては、直系尊属からの教育資金の一括贈与(1人当たり最高1,500万円まで)と似ています。

受贈者(お金をもらう側(20歳以上50歳未満の者に限る))の結婚・子育て資金に充てるために、贈与者である直系尊属(父母、祖父母など)が金銭等を拠出し、金融機関に信託等をした場合には、受贈者1人当たり1,000万円(結婚に際して支出する費用については300万円が限度)までの金額に相当する部分については、平成27年4月1日から平成31年3月31日までの間に拠出されるものに限って贈与税を課さない。

教育資金の一括贈与のときのイメージと似ていますので、例えば、受贈者が50歳に達した時にもらったお金が残っていた場合には、その残額について、50歳の誕生日の日に直系尊属から贈与を受けたものとして贈与税が課されます。

7.土地の売買による所有権の移転登記等に対する登録免許税の税率の軽減措置の適用期限を2年間延長する。

8.空き家の土地に係る固定資産税の軽減措置の廃止

空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく必要な措置の勧告の対象となった特定空家等に係る土地について、住宅用地に係る固定資産税及び都市計画税の課税標準の特例措置の対象から除外する。

⇒よく、海外へ移住してしまった人等が、日本国内にある住居を空き家のままにしてしまっているケースがありますね。建物が建っていると、固定資産税が軽減され、建物を壊してしまうと固定資産税がアップするため、建物を残していますが、その見直しです。

9.平成28年1月からのマイナンバー制度の施行に伴って、確定申告の際に「住民票の写しの添付が義務付けられているもの」については、税務署長が納税者のマイナンバーの確認によって、住所及び氏名が確認できるときは、住民票の写しの添付が必要なくなります。

10.法人税率の引き下げ

中小企業の年間所得800万円以下の部分に係る法人税率(15%)については、平成29年3月31日まで延長する。
年間所得800万円を超える部分については、平成27年4月1日開始以後事業年度から現行の25.5%から23.9%に引き下げる。

11.欠損金の繰越控除に関する見直し

資本金が1億円を超える法人に係る欠損金の繰越控除の限度については、繰越控除前の所得の80%から徐々に引き下げる(平成27年4月1日から平成29年3月31日までの間に開始する事業年度については65%、平成29年4月1日以後開始事業年度については50%)。

12.欠損金の繰越控除の期間の伸長

平成29年4月1日以後に開始する事業年度において、欠損金が発生した場合の繰越控除の期間が現行の9年から10年となる。ただし、帳簿の保存等の一定の条件が付される。

13.雇用者給与等支給額が増加した場合の税額控除における雇用者給与等支給額の増加要件の見直し

中小企業については、平成28年4月1日以後に開始する適用年度については、現行の5%以上要件から3%に引き下げる。

14.消費税率の改正

平成29年4月1日から消費税率が現行の8%から10%へ。
その際、景気判断条項は考慮しない(附則第18条第3項の削除)。
請負契約等の経過措置の基準日は、平成28年10月1日。

15.国境を越えた役務の提供に対する消費税の課税の見直し

例えば、amazon等々の海外のサイトから、インターネットで電子書籍を購入した場合には、消費税は掛かりません(消費税法では、保税地域から引き取られる課税貨物に対して消費税を課すると書いてあるからです)。
日本国内の企業が、同じことをやられては日本政府はたまったものではありません。
そこで、このような場合の消費税の国内取引、国外取引の判定を現在の役務提供者の事務所等の所在地基準から役務提供を受ける者の住所地基準に改めるというわけです。

16.財産債務明細書についての見直し

現在では所得税の確定申告の際に、その年分の所得金額が2,000万円を超える方については、確定申告書とともに「財産債務明細書(個人版の貸借対照表みたいなもの)」を添付しています。
平成28年1月1日からは、財産債務調書という名前に変わり、従来の「その年分の所得金額が2,000万円を超える方」に加えて、「その年の12月31日において有する財産の価額の合計額が3億円以上であること、または、同日において有する国外転出をする場合の譲渡所得等の特例の対象資産の価額の合計額が1億円である」場合には、財産債務調書の提出が必要となります。
おそらく、国外財産調書の制度と同様に、提出すべき者が提出しなかった場合には罰則規定が措置されるものと思われます。


長々と書きましたが、ほんの一部ですので、より詳しい内容は皆様の顧問税理士にお問い合わせください。
あと、税制改正のほかに、実際の運用は平成28年1月1日からですが「マイナンバー制度」が大切です。いわゆる国民総背番号制度ってやつです。
私もこのことについては必死に勉強中ですので、少しずつお客様にお伝えしていこうと思っています。

数字のマジック・トリック(2014.10.23)

皆さんご機嫌いかがですか?横尾税理士事務所の横尾一徳です。
今回のお題は、「数字のマジック・トリック」ということでお話を展開したいと思います。

つい先日、事務所でお客様とお話した時のこと。
そのお客様は、自社の商品を日本国内のみならず、海外、それもアジア地域だけでなく中東にも売り込んでいこうと目論んでいらっしゃるということです。

そのお話の中で、

横尾「確か、ドバイではガソリンよりも水の方が高いといいますよね?」

お客様「日本だって同じじゃないですか。コンビニで売っているミネラルウォーターは、500mlで120円とかでしょ?ガソリンはハイオクで1ℓ170円くらいじゃないですか。ということは、ミネラルウォーターは1ℓ240円計算ですよ。」

確かに。日本だって、ガソリンよりもミネラルウォーターの方が高い!

ふと気づきました。

「よく税理士は会計の専門家と言うが、数字というものは、万国共通で通用するものだけど、その数字を使ってお客様を誤った方向に導いてないだろうか。」

例えば、会社の売上高に関していえば「単価×数量等」で簡単にはじき出せますが、その数字になるプロセスをよく考えなければいけないことを気付かされたような気がしました。
1億円、10億円という大きな数字でも、割り算によっては「1日1杯のコーヒーの値段」になってしまうわけです。

もちろん、会社の数値を把握する最初の人は会社の経営者(社長)でなければなりません。
税理士は、非常に難しい課題ですが、その数字の背後に隠れている事実関係を推測しつつ、根拠資料を徴求していくことが求められます。

単に「黒字になった」、「赤字だった」と一喜一憂するのではなく、なぜ、そうなったのかを追求していくことが、よりよい会社経営に結びついていくのでないかと思います。

偉くなくとも正しく生きる(2014.10.8)

皆さんご機嫌いかがですか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。

前回は「5W3H」というお題で、ビジネス等々の場面における論理的思考の基本についてお伝えしましたが、今回はガラッと内容を変えて「偉くなくとも正しく生きる」というお題で展開してみたいと思います。

何年前でしょうか。
日本テレビ系列で放映されていた「天才たけしの元気が出るテレビ」という番組をご存知でしょうか。

その番組に出てくるジャージを着たおじいちゃん(エンペラー吉田さん)が、入れ歯を外しながら、

「偉く~なくとも正しく生きる。これが私の信念でございます。」

と言っていましたね。

ここからは自分の勝手な思い込みですが、「偉くなくとも正しく生きる」の裏返しは、「偉くなったらもっと正しく生きる」ということなのではないかと思います。つまり、昔から伝えられている言葉に引き直せば、「実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな」につながるのではないかと思います。

人は地位や名誉や権力を手にすると途端に傲慢になりやすいものです。 「偉くなくとも正しく生きる」の反対になっていて、「偉くなったら正しく生きられない」世の中になっているのかもしれません。
例えば、政治家さん。
そこには、様々な人間関係や誘惑が渦巻いていて、一歩間違えたら「偉くなくなる」要素も多分にあるでしょう。

何が正しくて、何が間違っているのか。
その判断基準を、この「偉くなくとも正しく生きる」という言葉が教えてくれているのではないかと常々思うのであります。

良いことは良い。
間違っていることは間違っている。
どうでもいいことは、どうでもいい。
ならぬことはならぬものです。

でいいのではないでしょうか。

5W3H(2014.10.7)

皆さんご機嫌いかがですか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。

前回は、「○○は○○なりに○○すればいいんですよ」というタイトルでしたが、今回は、私自身もまだまだ出来ていない課題ですが、ビジネスの基本、論理的思考の基本である、5W3Hというタイトルでお話しします。

最近、ビジネスの話でもそうですし、何か事を為す話の時でもそうですが、(自分自身も磨いている最中ですが)論理的思考ができる若者が少なくなってきていると感じているのは私だけでしょうか。
もちろん、優秀な人もたくさんいますけどね・・・

なぜ、そのような人たちが増えてきてしまったのか。
それは、5W3Hの考え方を知らないからだと感じています。

皆さんご存知の通り、5W3Hの要素は、

why(なぜ、なんのために)
when(いつ)
where(どこで)
who(だれに)
what(何を)
How(どのようにして)
How much(いくらで)
How many(どのくらい)


の8つです。言うまでもないですよね。

その中でも特に重視したいのが、why(なぜ?何のために?)の部分といえるでしょう。
いわゆる趣旨(あることをしようとするについての、もととなる考え。)、趣意(どういう気持ちでそれをしようとするか、ということについての考え。)、大義名分(行いの基本となる道理(世間で正しいと認めた、おこないの筋道)。筋。)と呼ばれる部分です。

※ 趣旨、趣意、大義名分、道理の意味については、三省堂国語辞典 第四版(1992年3月5日 第三刷)より引用

なぜ、それをするのか?何のために、それをするのか?
その理由は?
過去からずっとやってきているから?
そんなものは理由になりません。

よく、トヨタ自動車では「なぜ、を5回繰り返す(繰り返せ)」というのがありますが、その理由は、真の原因(真因)を追求するためです。
なぜ、の部分がしっかり決まれば、あとの7つの要素は、必然と決まってくるでしょう。

5W3Hと一口にいっても非常に奥の深いものです。日々鍛錬しながら、why(なぜ?なんのために?)を重視して、5W3Hの思考を徐々に身に着けていきたいものです。

○○は○○なりに○○すればいいんですよ(2014.9.30)

皆さんご機嫌いかがですか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。

前回は、「みんなと一緒はダメなんですよ」というタイトルでしたが、その続編という位置づけで、今回は「○○は○○なりに○○すればいいんですよ」でお話してみたいと思います。

○○に当てはまる言葉は皆さんで考えてください。

例えば、前回のタイトル「みんなと一緒はダメなんですよ」という言葉は、ゴルフ好きなら皆さんよくご存じの桑田 泉プロ(元読売ジャイアンツの桑田 真澄氏の実弟)がよくおっしゃっている言葉です。
今回のタイトルにも関連する言葉でも、桑田 泉プロは、よく「プロのようにではなくて、アマチュアはアマチュアなりにできる方法をやればいいと思うんですよ」ということもおっしゃっています。

みなさん、何か思い浮かびましたか?
私の場合は、自分自身に対してこう言い聞かせています。

「落ちこぼれは、落ちこぼれなりに生きればいいんです。」
「バカは、バカなりに生きればいいんです。」

皆さんはどうですか?

私は、まがりなりにも税理士という職業をやっていて、中小企業の経営者を相手にしているわけですけれども、

「中小企業は、中小企業なりの経営のやり方をやればいいと思うんですよ」

と申し上げたい。

中小企業だからといって、大企業のまねをしようものなら、たちまち大企業に潰されます。
それが中小企業の悲しいところです。

だからこそ、中小企業なりのやり方を探っていきましょう。
弱者は弱者なりのやり方があるのです。


みんなと一緒はダメなんですよ(2014.9.15)

皆さんご機嫌いかがですか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。
久しぶりのヨコオのカンガエです。

本日は敬老の日ですが、国民の祝日に関する法律第2条によると、『九月の第三月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。』というのが趣旨です。
人間誰しも年を取るわけですが、少子高齢社会ということで、健康を保ちながら、時には体も鍛えながら長く働くことができる体作りというのが求められています。体のメンテナンス(健康診断等)も含めて、健康維持のためにはある程度のコストを掛けましょう。

さて、今回のヨコオのカンガエは「みんなと一緒はダメなんですよ」というお題で展開してみます。
「会社の社長さんにお聞きしますが、同業他社とあなたの会社はどこが違いますか?」

この問いに答えられないようならば、「みんなと一緒」ということになります。
つまり、差別化が出来ていないということです。


今までの仕事のやり方や行動に満足しているということです。
現状に満足しているということは、それ以上の成長がないということです。
私は思います。
「現状維持は衰退の始まり」であると。
つまり、「みんなと一緒」は衰退の始まりです。

差別化といっても、何から何まで他社とは違うものを見つける必要はありません。
1つでよいのです。

例えば、ラーメン屋ならば、「あそこの味噌ラーメンは地元で一番美味い」と言われるようになればよいのです。

日本人は横並びの意識を好みます。
その典型例が、小学校の徒競走でみんなを一緒にゴールさせる行為です。
こんなことでは、大人になってから世の中を戦っていけません。それに、自分自身が何が得意で何が不得意かを分からなくさせてしまいます。こんなことではダメです。

ビジネスならば、何か一つでいいから「みんなと一緒」ではないものを見つけましょう。
それが、あなたの会社の強みになります。

若者よ!大成したいなら「上司や先輩の仕事を奪いに行け!」(2014.7.24)

皆さんご機嫌いかがですか?横尾税理士事務所の横尾一徳です。

梅雨も明けました。
暑いですね。夏バテしないように日々を過ごしましょう。

さて、今回のヨコオのカンガエですが、若者よ!大成したいなら「上司や先輩の仕事を奪いに行け!」というタイトルでお話してみようと思います。

私は現在、本業である税理士業も真面目にやっていますが、その他に研修の講師をしたり、イベントの司会をやったり、人前で話す仕事もそれなりにこなしております。

その中でも研修講師については、会計学に関する講師をこれまで6年務めておりまして、本来ならば、6年目で終わり(3年契約の2回転目)のはずでした。

が、結局、契約終了とはならず、契約更新で、また3年間講師を務めることになってしまいました。
その研修の講師を務めるためには、一定の研修単位を取得しなければならず、研修所も関西(大阪・兵庫)にあることもあって、なかなか億劫になっているのが実情のようです。お金もかかりますし。
さらに、これまで研修単位を取得した私の同業者は、全て私の先輩(年上ということです)であり、先輩方は既に他に請け負っている案件が沢山あって講師をやっているどころではないのです。

ということで、私よりも若い人材で後継者探しをしているわけなのですが、なかなか出てこない。 非常に歯がゆい思いをしております。

以前は、「後継者が現れてくれないかなぁ~」くらいにしか思っていませんでした。
さすがに6年もやって後継者が現れないとなると、そんな願望を抱くこと自体が無駄だと思うようになりました。

今は「もしもやりたいのならば、ちゃんと研修を終了してから私のやっている講師の仕事を奪いに来なさい!もしも、その心意気があるのならば、喜んで譲りましょう。」と言いたい。

どのような業種でもそうなのではないでしょうか。
確かに、入社したてで周りのことも、社会の常識も分からずに上司に楯突くようなことをしたら、ただの大馬鹿者ですが、ある程度実力がついてきて、少し背伸びができるようになったなと感じたら、積極果敢に今よりも量的にも質的にもボリュームのある仕事に取り組んでいかないと、いつまでたっても自信がついてこない。そんな気がします。

若者よ!(いい意味で)もっと苦しみなさい。
そして、(これは名言で気に入っているのですが、踊る大捜査線で和久平八郎役を演じた、いかりや長介さんの言葉です)

「悔しかったら、偉くなれ!(いつまでも雑巾がけの部下のままじゃなくて、部下を統率するリーダーになろうor独立して自前の体で勝負してみなよ。)」

宿命を受け入れるということ(2014.6.5)


皆さんいかがお過ごしでしょうか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。
もう少しで梅雨に入ります。ジメジメしますね。
体調を崩さずにこれから来る夏に向けて体力をつけていきましょう。

さて今回のヨコオのカンガエは「宿命を受け入れるということ」というお題でふれてみます。

宿命とは、生まれる前の世から決まっている人間としての運命という意味だそうです。
最近、当事務所のお客様の中にも親の事業を継承する若手経営者が増えてきました。
私は思います。

偉い!

私の父親は、以前は水道工事関係の仕事をしておりましたが、現在は祖父の農業を継承しています。
かくいう私は、祖父や父親と畑違いの仕事をしているわけです。
そういった意味では少し親不孝者なのかもしれません。

先ほどただ一言、「偉い!」とだけ書きましたが、本当に尊敬に値します。
おそらく、そのような方たちは、知らず知らずのうちに「自分は親の後を継がなければならない」という宿命を背負って生きているのかもしれないと思います。
もちろん、一部には親を反面教師にしているケースもありますが、こと事業に関しては自分自身の宿命を受け入れ、その宿命に逆らうことなく生きていらっしゃる方は本当に尊敬します。

ぜひ、継承した事業を更に大きく発展させて頂きたいと思う次第です。
私も税理士という立場ですが、事業の発展に貢献できることを財務の視点でご支援していきます。

「あなたはいい人ですね」は褒め言葉ではない(2014.4.11)

皆さんご機嫌いかがですか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。
今日のヨコオのカンガエは、『「あなたはいい人ですね」は褒め言葉ではない』というタイトルでお話します。

私は、この言葉、正直嫌いです。「昔取った杵柄」と同じく嫌いな言葉です。

「あなたはいい人ですね」と言われるよりは、「あなたは悪い人ですね」と言われた方がよっぽどいい。

なぜか、

・「いい人」の基準が非常にあいまいである。

何をもって「いい人」なのかがよく分かりません。それ以上に嫌いな理由があります。

みなさん、相手は誰でもいいです。友人でも、誰でもいいです。

「あなたはいい人ですね」と言って、その後に続く言葉を探してみてください。

どうですか?おそらく、大半の人がこうなるのではないでしょうか。


「あなたはいい人ですね。だけど(しかし)これこれこういうところが良くないよね。」

そう、否定の言葉で終わってしまうのです。

つまり、相手を持ち上げておいて落としてしまうのです。これでは相手はたまったものではない。

それならば、

「あなたは悪い人ですね。しかし、これこれこういうところが良いよね。」

と、いったん相手を落としておいて、持ち上げる言葉で終わらせるのも相手を気持ちよくさせる秘訣なのではないでしょうか。

ただ注意してもらいたいのは、ビジネスの場面では否定から入ると相手の自尊心を傷つけますので、相手の状況をいったん受け容れた上でお話を展開することを忘れないようにした方がよいでしょう。

脱・税理士(2014.4.9)

皆さんご機嫌いかがですか?横尾税理士事務所の横尾一徳です。
今回は、一歩間違えたら危険なタイトル「脱・税理士」というテーマでヨコオのカンガエをお伝えします。
「脱税税理士」ではありませんよ!

私は税理士という国家資格を持って現在の仕事を行っているわけですが、一般的に税理士というと

1.税金に関する申告書を書いてくれる人

2.税金の相談に乗ってくれる人
税務相談は、無償独占業務となっており税理士以外はできません)

あとは、

3.会社の帳簿付けをやってくれる人
記帳は絶対に自社でやりましょう!)

といったイメージがあると思います。
しかしそれだけでは、これからの税理士は生き残っていけないのではないかと考えております。

私が必要と思っている要素は2つあります。

ひとつは、「商売人の感覚」です。
お客様の経営に関する部分について、数字(財務数値)という尺度、すなわち金銭価値を見ているわけですから、もっと、お客様に効率よく儲かって頂くためにはどのようにしたらよいのかということを常々考えています。
そのためには、関与先の社長が今後の経営についてどのような考えで、何をしようとしているのかを十分に引き出すことに力を注いでいます。
もちろん最終決断は関与先にして頂くわけですが、自分が関与先の社長になったつもりで例えば「私ならこうしますが、社長のお考えを尊重します。」と申し上げるように心がけています。

もうひとつは、私が最も注力していることですが、
「経営者に税金(納税)を意識させないようにすること」です。

どういうことかと申しますと、これは私が税理士事務所の従業員時代から今まで20年以上、この仕事をやってきて気づいたことですが、中小零細企業の社長の90%以上に共通している要素として、

納税を意識すると、もっと節税をしたい、税金を払いたくないという思いに駆られます。
そうすると「売上や粗利益、純利益を現状よりもっと伸ばすためにはどうしたらよいのか」という前向きな考えが社長の頭の中からすっかり飛んでしまい、どうやって経費を捻り出そうかという考えにシフトしてしまいます。
私はこれを「腰の引けた経営」と言っているのですが、これでは会社はいつまでたっても健康優良会社になれません。


誤解しないでもらいたいのは、お客様に対するサービスとして決算月3ヵ月前から、売上や経費の見込みなどをヒアリングして納税予測は立てますし、税金に関する改正点やその改正を上手く味方につける方法、関与先に対するメリットやデメリットもお伝えします。そのような観点からは関与先に税金に対する意識付けはします。

しかし、税金のお話ばかりの税理士ではつまらないじゃないですか。
会社が儲かると仕事が面白い、ビジネスが面白い、ひいては生きているのが面白い、そういったことを伝えていく税理士になるべく日々精進しているところです。それが今回「脱・税理士」というタイトルの理由です。

もっと日本に、そして世界に興味のベクトルを向けましょう!(2014.4.1)

皆さんご機嫌いかがですか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。
久しぶりの登場です。
今回のお題は「もっと日本に、そして世界に興味のベクトルを向けましょう!」というテーマでやってみます。

私も大人ですから政治や経済については多少なりとも興味がありますし、それが自分や周りの人々、顧問先にどのような影響を与えているのかをチェックしなければならないと思っています。

本題に入りますが、昨日(3月31日)にオランダのハーグにある国際司法裁判所(ICJ)で日本の南極海での調査捕鯨を中止する判決が言い渡されました。皆さんはこの記事を見てどう思いましたか?
そもそも、国際司法裁判所の人たちを突き動かしたのは世論という見方もありますが、もっと大元をたどっていくと、捕鯨に反対する一部の若者たちだったわけです。

日本の特に若い世代の人たちは「それが何なの?」と思うのかもしれませんが、考えてもみてください。
突き詰めて考えれば、

もう、鯨が日本人の口に入ることはないかもしれないということなのです。

鯨のから揚げ、鯨ベーコン、ミンク鯨の小腸を塩ゆでした「ひゃくひろ」という料理もあるくらいで、日本人が長年の研究を重ねてきた料理なのです(室町時代から食されていたようです)。それが無くなるのです。

おそらく次は「まぐろ」がやり玉に挙げられるでしょう。
同じことが起こったら、日本の寿司は全滅です。そう思います。


そうならないためにも何が必要か。
日本人の古来からの伝統である武士道精神を大切にしつつも、辛抱するとか我慢するではなくて、何が正しくて何が間違っているのかを判断できる能力を身に着けること、自分にとって間違っているのであれば、「遺憾に思う(思い通りにならなくて残念という意味。その程度では力強い言い方とは言えない。)」ではなくて、言葉は悪いですが「ふざけるな」と声を上げること。戦略や駆け引き(外国ではディベートと言っていますが)の能力を身に着けること、日本人ならば日本人という民族の心と気概を持つこと。そして、日本に興味を持ち、世界にも目を向け、世界の中で日本国がどのような立場におかれているのかを知る必要があるのではないかと思っています。

もっともっと日本に、そして世界に目を向けていきましょう。
私も微力ながら努力していきます。

悪しき前例を作ってはいけない(2014.2.8)

皆さんご機嫌いかがですか?横尾税理士事務所の横尾一徳です。

今回のヨコオのカンガエを書いた日、2014年2月8日の関東地方の天気は雪⛄。
かなり積もっています。

さて、今回のお題は「悪しき前例を作ってはいけない」です。

私も税理士業を営む中で新しいお客様と接するとき、時々こういうことを言われることがあります。
「横尾さん、前の税理士はそんなことしなかったけど、そこまでするの?」

私は、 「そこまでするんです」と言います。


例えば飲食店の場合の例として、
「注文の伝票を1か月分全部見せてください」
「毎日の精算レシートを見せてください」
「売上金はどうしていますか?翌日に預金に1円単位まできっちり入金していますか?」
「だめじゃないですか、きっちりやらないと!私が税務署の調査官だったら『売上ごまかしてますね?』って言っちゃいますよ!」
「つり銭はいくらに設定していますか?」

といった会話もありますが、

「今日は2月8日なので、2月7日現在の出納帳を見せてください。」
「56,789円ですね?」
「じゃあ、レジの中のお金を目の前に出してください。」
「私は手を付けませんので、私の目の前で声を出してお金を数えてください」


とも言います。

なぜか?
正確性を税理士の目で確認して担保するためです。

特に、売上金の入金に関しては、翌営業日に1円単位まできっちり入金しておくことです。
なぜならば、

注文伝票→精算レシート→売上金→預金へ1円単位まで入金=売上のごまかしがない!

これをいい加減にすると、会社は絶対に成長しません。断言します。
売上をちょろまかしているのでは?と言われても反論の余地がありません。


あとは、経費の支払いがあるならば絶対に売上金の中から支払わないこと。
掛け取引にしてしまうのが理想です。
そうすれば、売上金が入ってから支払いをするという商売の原理原則、資金繰りの原理原則が身につきます。

日本人は自己責任はとれないし、変化を嫌う人種です。
今回は飲食店の例を挙げて話を展開しましたが、皆様のお仕事について顧問税理士さんから厳しい指導を受けていますか?

御用聞きのような、三河屋さんのような顧問税理士さんとお付き合いしているならば、鋭いアドバイスを下さいと要求してください。それでも改善されないなら顧問税理士を変えた方がいいと思います。

会社のために、社長のために、従業員とその家族のためになりませんから。
悪しき前例は綺麗さっぱり捨てましょう!

謙虚な言葉は時にアダとなる(2014.2.6)

皆さんご機嫌いかがですか?横尾税理士事務所の横尾一徳です。

今回のヨコオのカンガエは、「謙虚な言葉は時にアダとなる」というお題で展開します。
今回のお話は、先般、当事務所の顧問先である公益法人の監事の方との会話で出たことです。

謙虚や謙遜といった言葉や行為は日本人の特性ですが、謙虚になりすぎるあまり、変な言葉遣いや顰蹙(ひんしゅく)を買うような言葉遣いになっていることがあります。私が思う一例をご紹介しましょう。

1.不慣れではございますが

(例)本日の司会進行を担当します横尾一徳と申します。大変不慣れではございますが精一杯努めますので宜しくお願い致します。

「不慣れではございますが」という時点で、リハーサル不足、準備不足を露呈してしまっています。
不慣れならば、司会をやらないで下さいと言われても反論できません。

確かに司会を務めることは緊張します。
しかし、不慣れであっても表に出してはいけません。
私もイベントの司会進行役を務めることがありますが、「不慣れではございますが」は禁句にしています。

2.「整いませんが」、「纏まりませんが」

(例)整いませんが(纏まりませんが)、これをもちまして挨拶と致します。

一昔前に、「整いました!」というフレーズが流行った時期がありました。
「整いませんが」や「纏まりませんが」といった時点で、「事前に話す内容をよく練っていなかった」ことを露呈してしまっています。
挨拶を頼まれたら、話す内容を事前に整えておく、纏めておくことが肝要です。

3.~させて頂きます。

これは頻繁に使われる言い回しではないでしょうか。
そもそも、「~させる」という言葉は、使役動詞であり、「自分は、その行為や行動を行わない」ことを意味します。また、「頂きます」という言葉は「食べる」の謙譲語ですから、「~させて頂きます」という言い回しは滅茶苦茶な単語なのです。主体性がないということです。
このような言い回しをするならば、単純に「~致します。」でよいでしょう。

日本語の言い回しとして、尊敬語、謙譲語、丁寧語がありますが、皆さんは使い分けられますか?

例えば「する」ならば、
尊敬語は「なさる」、謙譲語は「致す」、丁寧語は「します」です。

「食べる」ならば、
尊敬語は「召し上がる」、謙譲語は「頂く」、丁寧語は「食べます」です。

「見る」ならば
尊敬語は「ご覧になる」、謙譲語は「拝見する」、丁寧語は「見ます」です。

結構難しいですよね。
言葉遣い次第で相手を気持ちよくさせることができたり、顰蹙を買うこともありますので、謙虚になりすぎず、適切な言葉遣いを身に着けたいものです。

あなたの「こだわり」は何ですか?(2014.1.20)

皆様いかがお過ごしでしょうか。横尾税理士事務所の横尾一徳です。
今回のお題は『あなたの「こだわり」は何ですか?』です。

「こだわり」…ゲン担ぎや譲れないものと置き換えてもいいでしょう。
私の「こだわり」ですが

コインパーキングでは・・・

・ 1番が空いていれば、1番に車を止めます(トップという意味合いで)。

・ 1番が空いていなかったら、(駐車場のスペースにもよって無い場合もありますが)11番に車を止めます。サッカー選手の三浦知良選手(King Kazu)にちなんでです。

・ 1番も11番も空いていなかったら、18番を選びます。そのあとは適当です。



一方、居酒屋さんの下駄箱では・・・

・ 11番が空いていたら、まず11番を選びます。

・ 11番が埋まっていたら、51番か31番を選びます(イチローの背番号ということで)。

・ その次は1番、その次は5番、その次は27番を選びます。

・ その次は18番を選びます。あとは適当です。



コインパーキングでも居酒屋さんの下駄箱にしても、日本人にとって縁起が良くない数字とされている「4」、「9」、「13」は絶対選びません。こんなことも自分にとっては「ゲン担ぎ」だと思っています。

こだわりやゲン担ぎといったことは、一件下らないことのように思いますが、生活のリズムや仕事のリズムを自分のものにするために必要なことではないかと思います。

みなさんの「こだわり」、「ゲン担ぎ」は何ですか?


どういう年に“なる”かは自分が決める(2014.1.9)

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。

今年のヨコオのカンガエの一発目ですが、ちょっとタイトルが変だと感じた方も多いのではないでしょうか。
普通ならば、「どういう年に“する”かは自分が決める」という言い方が正しいと思いますが、あえて“する”ではなく、“なる”という表現を使いました。

一昨年、民主党政権から自民党政権となり安倍首相が掲げた経済政策、いわゆるアベノミクスが功を奏して、全般的に景気が回復してきたと言われております。
その一方で、今年の4月から消費税率が5%から8%に、さらに、その1年半後の平成27年10月1日からは消費税率が8%から10%になります(ただし、8%から10%にすることには景気の状況を見て慎重に判断することになると思われます)。
さらに、政府与党が昨年の12月13日に発表した「平成26年度の税制改正大綱」では、給与所得者について、給与所得控除額の最高額が平成28年分の所得税からは230万円、平成29年分の所得税からは220万円と縮小され、消費税もひっくるめて「法人減税、個人増税」の方向に完全シフトしたことが明白となりました。

ここからは主に中小企業経営者の皆様に向けて書くことになりますが、どういう年に“する”のかは各々考えていらっしゃったり、経営計画に落とし込んだり、紙に書いて貼っている方も多いと思います。
しかし、どういう年に“なる”のかは、風任せ、自然の流れに任せているのが実情で、そういうことは経済評論家のやるべきことだと思っている中小企業経営者も多いのではないでしょうか。

自分自身は、今年、2014年は変化の年になると思っています。
始めの3か月、つまり、3月末までの仕事への取り組みや人との付き合い等々の動きが今年の出来の8割以上を占めるのではないかと思っています。
明確な根拠はありません。そういうふうに感じているだけです。

変化の年だと感じているから、そのために、こういう取り組みをしようとか、このことを片づけなければいけないとか、私の場合は「税理士」という職業をやっておりますので、この分野をもう一度磨き直そうとか、色々なことを考えております。

皆様は、今年はどのような年に“なる”と思いますか?
超能力者ではありませんから、景気や周りの状況が自分自身の思い通りになることは絶対にありませんが、どういう年に“なる”かを予想し、そのために必要なことを考えながら日々を過ごしていくのも張り合いがあっていい人生になるのではないでしょうか。